
ボビンを求めて
様々な色を家でも縫うようになり、今持っているボビンの数だけでは流石に足りなくなてきたのでいつもの洋裁屋さんに行くついでに工業用ミシンのボビンがあるかどうかを聞く
「工業用は無いねー。」
「そっかそっか。わかったよ。」
*洋裁をやる方はわかると思うのですが、工業用と家庭用のミシンだと若干サイズが違うのです。
トコトコ。近所にある違う洋裁屋さんに行って聞いてみる。
「工業用ボビンある?」
「無いねー。oxxkeog;xxxrllfdpにあるんじゃない?」
「ん?どこどこ??」
「oxxkeog;xxxrllfdp」
「???????」
「ほら、ピザ屋の近くにある。」
「そんなところにあったっけ?お直しやさん?」
「違う違う。あ!〇〇通りの方行ってみたら?あそこら辺にミシン屋並んでるから!」
「ok!ありがとう!行ってみる!」
とは言ったものの、その通りまで歩いて30分以上はかかるのでどうしようかなんて思いながら、2日ほど家から出ていなかったので運動がてら行ってみることに。
途中で例のピザ屋の近くで、外からはどうみても靴ケア店だけれどお店の看板には「洋裁店」と書かれた店を見つけたので、まさかと思いながら入ってみる。
「洋裁道具売っていますか?」
「あるよ!何が欲しいの?」
「工業用ミシンのボビンを探してるんだけれども」
「家庭用しかないや」
「そっか、ありがとう」
気を取り直して、教えてもらった通りへ。通りに着くも歩いても歩いてもそんな店は見当たらず、こんな時はGoogleマップだと思い開いてみるもそれっぽい名前も見つからず。人に聞くことも考えたけれど、なんか面倒臭く、看板をみながらブラブラ。
しばらく歩いてみたけれどどうやら無さそうなので、その通りは諦めてその付近にある洋裁屋さんに方向転換。
「こんにちはー!工業用ミシンのボビンは売っていますか?」
「工業用はないよ」
「〇〇通りにミシン売ってるところがあるって教えてもらって、行ってみたけどそんなところ見当たらなかったの」
「そんな店あの通りにあったっけなー」
「そうでしょ?!なかったよ。長ーい長ーい散歩しに行っただけだったよ。ところでこの近くに売っているところはある?」
「工業用はどうだろう」
「そっか。ありがとう」
数メートル先の洋裁店へ
狭い店内はオバ様達でごちゃごっちゃ
オバ様A「ねー!ちょっと質問だけしたいんだけど」順番飛ばしはお手の物
「〇〇紐はある?」「ないよ。向かいの店にあると思うよ」「アンナはいる?」・・・・・
これは勝て無さそうだし、生地屋レースなどの付属がメインで私の探しているボビンはなさそうだったので諦めて、向かいにも洋裁店があるという情報をオバ様Aのおかげで仕入れたので、道路を渡ってみる。
確かに下着屋があった。洋裁店と下着屋を一緒にやっている場合が多いので一応聞いてみる。
「工業用ミシンのボビンは売っていますか?」
「無いよ」
「ちなみに針は?」
「あるよ。ほれ。何が欲しいんだい?」
見た感じ私が使っているものは無さそうだったので針も諦めることに。けれど、お婆さん少し面白そうで、もう少し話しをしてみたくなった私。
「キャミソールはある?」
「あるよ。綿?それとも毛?」
「綿」
「寒くないの?」
「いいのいいの」
「肩紐は細いやつかい?太いやつかい?」
「細いやつ」
「寒く無いの?」
「いいのいいの」
「本当に寒く無いんかい?」
「大丈夫!」寒くないかが心配で仕方ないらしい
「色んな番手の刺繍糸売っているんだね。覚えておくね!」
「昔は、子供のものに名前の刺繍を入れてたからね」
「へーそうなんだ。また来るね!」
「またね!」
あと1件寄って帰るか。その店は質もあまり良くなく、いい加減なのであんまり行きたくないのだけれど、ミシン周りのものは少し売っているので行くだけ行ってみる。
質は良く無いけど、安いし、品揃えもそこそこなのでいつもごった返している。この店は自分でも探せるタイプなので、目的のコーナーで探してみる。
ボビンボビン。あった!
「これ工業用?」
「えーどうだろう。わかんない。€1.5だよ!あの人に聞いてみな!ねー!アモーレー」
「これ工業用?」
「えー。うーーーーん。どれどれ」
違うお客さんが割り込み、それっきり帰って来ないので違うスタッフへ
「これ工業用?」
「そうだよ!そうだよ!」
「じゃーもらっていく」内心少し大きいかもな。なんて思っていたけど、自信を持って工業用だと言ってたので信じて家に帰ってはめてみた。
やっぱり。違った。。。


振り出しに戻る。。。Amazonが早いかな。

